May'n mobile サイトの前回の大喜利のお題のあの乗り物はこのお話のようです。以下エッセンスを元に創作してみました。 「 ある日、二人の兄弟がいて、その父が亡くなり、財産を分けた。兄はその財産のほとんどを持って行き、弟は一本の樹だけだった。ある時その樹に巨鳥がやって来て、その実を食べちゃった。男は妻と悲しんだ。その実だけが生活の全て生きる術だったからだ。巨鳥はすまなく思い、男に手のひら3っつ分の大きさの布袋を用意するよう告げ、夜明けに男を背中に載せ、とある宝の山のある島に連れて行った。そこには金、銀、ダイヤなどの宝があり、巨鳥が食べた果物と等価交換分だよとして、袋に詰めて、また帰ってきた。弟夫婦は、生活が豊かになった。それを知った兄は自分の財産とその樹を無理やり交換し、巨鳥がスターフルーツの実を食べに来るのを待った。オレの大事な実を食べたことを訴え、まんまと宝の山に行くことができた。しかし巨鳥が注文した袋よりこっそり手の平一つ分多い大きさにしていた。帰路に差し掛かり、その背中に乗った兄は注告も遠ざけ、重量オーバーで袋ごと海へと落ちてしまった。兄の受け取った価値はゼロ分のゼロだったのか?その後収穫の頃やってくる巨鳥と共存し、弟夫婦は仲睦まじく暮らしたとさ。」